研修の概要及び目的
戦前荒川の五色桜と呼ばれた桜の名所であった荒川には多くの品種が混植されていましたが、その殆どが第二次世界大戦の影響を受け消失してしまいました。現在、五色桜と呼ばれている荒川堤のサクラは戦前にワシントンとの親善の為に寄贈したサクラが里帰りしたものです。
この研修では、こうした時代背景をもとに日本人とサクラとの繋がりや 70 を超える品種の観察、それぞれの特徴、違いなどを花見を楽しみつつ自らの五感で学ぶことを目的としました。
・当日のスケジュール
10:00 王子駅北口改札 集合・受付
10:30~ 公園、街路樹観察・荒川堤へ
11:00~ 五色桜を観察し園芸品種を学ぶ
12:00~ 足立区都市農業公園到着後 お昼休憩
12:45~ 足立区都市農業公園の園芸品種を観察
13:30~ 新芝川沿い通称アメリカ里帰りザクラ、荒川と隅田川堺を観察。
ソメイヨシノがサクラの代名詞になった歴史を学ぶ
15:00~ 閉会
・研修の様子
サクラ類やシイ・カシ類の特徴などを学ぶ✏
荒川堤にてサクラの品種について学ぶ✍
← 白妙
ミクルマガエシ ↓
開花状況は品種によってまちまち。(全体的には若干はやかったかな、といった印象)
満開🌸のアメリカザクラの下で里帰り桜の歴史背景などの説明を受ける。
足立区都市農業公園内で自己紹介を行いました🎵
開催1週間前では雨の予報でしたが、当日はありがたいことに天候に恵まれ、晴れて気温も上がり少し暑い位になりました。今回の研修では、サクラのみならずマテバシイなどの木本、タンポポやカラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)、ススキなどの草本と幅広い分野を題材にご講義いただき、大変有意義な研修会となりました。講師を引き受けてくださった石井樹木医、そして参加いただいた皆様、ありがとうございました。また、1日大変お疲れ様でした!
・おわりに
改めまして、本研修に参加いただいた皆様、各方面・遠方から足をお運びいただき貴重な対面研修ができました!本当にありがとうございました!
次回は、虫にフォーカスした研修を企画しております。まだまだ先になりますが、虫たちが動きまわり・その生き方を謳歌する頃に、またお知らせいたします。
どうもありがとうございました!