つくばね会Blog

つくみちゃん豆知識四コマ劇場 vol.3

お盆も明けましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?

今年はお盆休みが最長9連休で、久しぶりにゆっくり休めたという方もいらっしゃるかもしれませんね。

今年の夏は特に暑く観測史上最高気温が更新、41.8℃を記録したり、記録的な少雨でお盆前には宮城県のダムで貯水率0%になったりと過去類を見ない状況が起こりました。早くも来年の夏が心配になります。

さて、まだまだこれから❝酷暑❞の時期が続きますが、第3回目となる今回のお話はズバリ塩類集積についてです。塩類集積という言葉は馴染みが無いかと思いますが、今の時期に起こりやすい現象の一つです。塩類集積とはどのような現象なのか、それを踏まえた上で夏場の植物への水やりの注意点も併せて紹介します。

この時期、毎日大変な思いをしながら行っている庭や畑、植木への水やり、実は知らず知らずのうちに暑さ乾燥に弱くしてしまっているかも?



今回から、このコーナーのつくみちゃんの相方枠は筆者に代わって4コマの最後に登場したナギくんに任せようと思います。 よろしくね!

よろしくお願いします!

ナギくん、さっきは助けてくれてありがとう!

泳いでいたら干からびかけているのが見えて驚いたよ。

でも、元気になって良かった!

そんなに長く入ってなければ大丈夫なんだけど浸透圧の関係で。

海水と日差しのダブルパンチはちょっとキビシイ…。

せっかくだからその浸透圧について詳しく教えて欲しいな。

OK!

浸透圧とは水を❝奪う❞力のことで、力のモーメント(力が働く向き)は薄い方から濃いほうに向かっているよ。

自然には安定している状態を保とうとする働きがあって、濃度の高低差を安定させようと水は濃度の濃い方を薄めるように移動するの。

濃い方が水を薄い方からカツアゲしているみたい(笑) 浸透圧が関わっているものは他にどんなことがあるの?

例えば、トマトの生産者の方が甘いトマトをつくろうとした時に水を調整して生育にギリギリの量を与えて育てるという方法があるのだけど、食塩水の水が少ないとよりしょっぱくなるように水が少ないと土壌中の塩分濃度が高くなりトマトの根が水分を吸収出来なくなる。そこで自身の糖濃度を高くする、つまり甘くすることによって土壌中の水分を吸収しようとしているの!

甘さは過酷な環境で頑張って生きてきた証なのよ。

というか、海で生活している生き物は常に浸透圧と戦っているでしょう? なんでずっと海にいて干からびないの?(ちょっと羨ましい)

あっ、そうだね、かなり身近な話だったんだ。

え~と、

僕たち海洋生物の体液は海水よりも塩分濃度が低くて、そのままだと体の中の水がどんどん外に出ていって、ひからびてしまう。それを防ぐため海水をたくさん飲むんだけれど、今度は体内の塩分濃度がどんどん高くなってしまう。元々の体の塩分濃度を保つため余分な塩分をエラから出したり塩分の濃いおしっこを少ししたりしているって長老が言ってた。

あと、ウミガメは目に塩類腺という器官を持っていてそこから排出しているって聞いたことがあるよ。

ということは、エラさえあればもっとながく海水浴を楽しめる!? 

その発想はなかった(笑)。 えーと次は3コマ目の水やりについて聞きたいな。

コホン、鉢植えでは特に言えることだけど、水やりは土の表面が乾いてから行い、鉢の底から水が出てくるまでしっかりと与えることが理想ね。

これには理由があって鉢の底から水を出す事で鉢に溜まった根や微生物などからの老廃物を排出したり、水と一緒に空気中の酸素がが鉢の中に取り込まれて酸欠状態を防ぐ換気効果があるよ。更に水をやるときはしっかり与えてやらないときはやらない、メリハリを付けた水やりは根が表面だけでなく、水の移動に伴って深くまで伸びていくから乾燥に強くなるというメリットもあるの。

なるほど~、メリハリをつけることは自己管理だけじゃなくて植物の管理でもメリットが生まれるんだね。


~おわりに~

ホント、今年は去年と比べて更にあつくなったね。

今年7月は月間平均気温が今までの最高値よりも2.89℃も高かったんだって!

海温も高くなってきているけど、直射日光が照り付けないだけ海の中のほうがましかな。海の中に引きこもりたい…。

熱中症だけでなく直射日光や紫外線が厳しいから、日射病にも注意して今年の夏を乗り切ろうね!

 

~【Vol.3塩類集積について】 おしまい~


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